クロエ バッグ
null
【ノーブランド】秋色 ワンピース レディース バルーン 切り替え ゆったり
__2,260 - 9,80000
【ノーブランド】秋色 ワンピース レディース バルーン 切り替え ゆったり 
2way ソフト ショルダー バック 大容量 ゴールド 金具
__4,970 - 5,54600
2way ソフト ショルダー バック 大容量 ゴールド 金具 
[選べるカラー] VW 汎用 シリコン キーカバー フォルクスワーゲン キズ 汚れ 防止
__1,38000
[選べるカラー] VW 汎用 シリコン キーカバー フォルクスワーゲン キズ 汚れ 防止 
AZEAL iphone6 大部分 サポート レザー ケース 匠【iphone & iPad 用 ホームボタン シール 付き】/ カバー アイフォン6
__2,48000
AZEAL iphone6 大部分 サポート レザー ケース 匠【iphone & iPad 用 ホームボタン シール 付き】/ カバー アイフォン6 
madame FIGARO japon ( フィガロ ジャポン ) 2010年 3/20号 [雑誌]
__null00
madame FIGARO japon ( フィガロ ジャポン ) 2010年 3/20号 [雑誌] 
iPhone5/5s/5c〜 0.2mm 強化ガラス 液晶保護フィルム 【iphone & iPad 用 ホームボタン シール 付き】 /ケース カバー
__2,78000
iPhone5/5s/5c〜 0.2mm 強化ガラス 液晶保護フィルム 【iphone & iPad 用 ホームボタン シール 付き】 /ケース カバー 
null 階下の壁に並んだ郵便受けの自分のぶんから、新聞を取って部屋に戻った。大きな陶器のコップに入れたインスタント・コーヒーに沸騰する湯をそそぎ、それに一塊りのバターをとかした。  舌を焦がすようなバター・コーヒーを|啜《すす》りながら、朝倉は朝刊の社会面に目を走らす。昨夜の事件は、横須賀発として、三段組みだがあまり大きくなく載っていた。今野の顔写真も出ている。  記事によると、今野の顔面を吹っとばした凶弾は、やはり朝倉が銃声で判断したようにカービン銃から発射されたらしい。朝倉が短刀で刺した田所は、救急車で病院に運ばれる途中、出血多量で死んでいる。  現場の路地で気絶していた海神組の麻薬売人と客である中毒者は、署に同行され、|靴《くつ》|底《ぞこ》やタバコの箱のなかに麻薬を所持していることを発見され、緊急逮捕に切り替えられて留置されているが、二人とも口を|噤《つぐ》んで何もしゃべらない。しかし、中毒者のほうは禁断症状を呈してくると、薬欲しさの一心から何もかもブチまけるに違いないと新聞は書いていた。  カービン銃の刺客は、鮨屋で聞いたように、ナンバー・プレートをボール紙で隠した車で路地の入口に乗りこんできたのだ。車の種類は目撃者のある米水兵やバーの従業員などの話を総合すると、黒のクラウンらしい。覆面した別の男が運転していた。  車の種類の識別では不確かな証言をする米兵たちも、刺客が使ったのが三十口径のカービン銃であることだけは見あやまらなかった。  もっとも道路に散乱している|空薬莢《からやっきょう》を見れば、そのことはすぐに確かめられる。  新聞も、麻薬ルートの奪いあいから、三浦組が海神組に殴りこみをかけたのではないかと|匂《にお》わせていた。そして、事件の直後、路地から去っていった|謎《なぞ》の男がいたが、その男が事件の|鍵《かぎ》を握っているのではないか、と朝倉のことを伝えていた。  コーヒーだけで朝飯を終えた。|戸《と》|棚《だな》には、もう|罐《かん》|詰《づめ》は残ってないのだ。それでも、押入れのなかの夏服のポケットや机の|抽《ひき》|出《だ》しを引っかきまわしてみると、二枚の百円玉と一枚の五十円玉、それに四十枚の十円玉が出てきた。  昨夜とは別の服を着けて、朝倉はアパートを出た。東大前から井の頭線に乗って渋谷で地下鉄に移るいつものコースをとって、京橋の会社に出た。購読しているのと別の朝刊を三種類ほど駅の売店で買って、電車のなかで読んだが、それらに出ている横須賀の事件の記事は、さして変わりばえのしないものであった。共立銀行の現金運搬人が朝倉の手で襲われたことについては、どの新聞も、もうわずかなスペースしか提供していなかったし、その記事にしても、何も重要な情報を朝倉に教えてくれなかった。  東和油脂の経理部の部屋に着いてみると、同僚たちは、ウイーク・エンドを遊び疲れたような顔つきをしていた。  昨夜の横須賀の事件のことは|誰《だれ》の口にものぼらない。新聞で読んだ者もいるのだろうが、関心が無いらしい。話題になったのは、早くこの会社も米国並みに週五日制にならないか、ということであった。それと、暮れのボーナスはいくら出るかの予想だ。  経理部長の小泉は、いつものように、始業のベルが鳴ってもやってこない。部員たちも、月曜の午前中は、なかなか仕事が手につかない。  給料日の二十五日まであと十日ほどある。朝倉は次長の金子に申し出て、給料の前借をしようかと弱気を起こしたが、すぐに自分を|叱《しか》った。会社での自分は、あくまでも|真《ま》|面《じ》|目《め》な社員としてのポーズを崩してはならない。  午前十一時、部長の小泉が部屋に入ってきた。今日は目の下に黒い|隈《くま》はない。しばらくして、朝倉のデスクにパイロット・ランプがつき、低くブザーが鳴った。  受話器を取り上げた朝倉の耳に、 「共立銀行からお電話です……」  と言う、交換嬢の人工的な声が聞こえてきた。朝倉の|頬《ほお》がかすかに|硬《こわ》ばった。