ミュウミュウ財布新作スタッズ
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null ふたりの世界に入りこんでいる彼女らは、僚の存在はすでに視界に入っていない。  ——こ、怖いよぅ、怖いよぅ……逃《に》げよう。逃げなきゃ……。  あっけにとられて見ていた僚は、腰《こし》をあげようとして尻餅《しりもち》をついた。 「きゃぁっ!」  かわいらしい悲鳴をあげる。制服のリボンで、手首を後ろ手に縛《しば》られているために、立ちあがることが難しい。  ようやく気付いた。  ——制服のリボンって、姉妹の契《ちぎ》りの象徴《しょうちょう》じゃないかよーっ。  ——うわぁあああっ。ぼ、僕、姉妹にされたくなーいっ。僕はノーマルな男だぞーっ!  僚の身体に、じんましんが噴《ふ》きだした。  陶器《とうき》のような雪白の肌《はだ》に、赤い発疹《ほっしん》がところ狭《せま》しと生まれ、痒《かゆ》くて痒くてたまらない。痒いのに掻《か》けないというのは、まるで拷問《ごうもん》のようだった。  ——リボン、ほ、ほどかなきや……。  僚は、背中で手首を左右に引っぱってごそごそした。  ——うえぇえっ。手首、痛ぇぞーっ。  汗《あせ》まみれになって必死に手首を動かしていると、ようやくのことでリボンがゆるんだ。  手首を抜《ぬ》き、リボンをその場に残して立ちあがる。  熱烈《ねつれつ》なキスを交わすふたりのビアンを横目で見ながら、背中だの、腕《うで》だのを掻きまくり、よろよろしながら玄関《げんかん》へと向かう。  外に出たら、安堵《あんど》のあまりへたりこんだ。 「ぶ、無事だった。僕の貞操《ていそう》……」